【掲載のご紹介】インタビューを受けました

【掲載のご紹介】インタビューを受けました

皆様こんにちは。ノボル電機、猪奥です。
先日、地元情報を発信されている方とSNSを通じて知り合い、インタビューをしていただきました。

コラムやSNSでわたしたちのことや無電源スピーカーについて逐次発信しておりますが、改めてご質問いただくことでお伝えできていない部分を認識することが出来ました。

全文を掲載いただいている「第二京阪学研都市線紹介」さまのインタビュー記事はこちら


転載の許可を頂けましたので
抜粋になりますが、本コラムでもご紹介させていただきます。

□業務用から一般消費者向けの製品を開発されようと思ったのはなぜ?
人口縮小を受けて、業務用拡声音響装置という既存事業だけで会社の将来を見通せなくなってきました。そこで、一度、原点に立ち止まる意味でも、先代と二人で、自社の経営資源の棚卸を行い、自分たちの得意技を認識することから始めました。
改めて認識した弊社の基本戦略は大きく2つあります。一つ目は、国内市場に根を張って運営していくこと。二つ目は、拡声器という単一商品を、他分野に展開していく「市場開拓戦略」を取り続けてきたことです。この2つは、当社が今まで76年間存続できた基本の戦略であり、得意技だと再認識しました。
単一商品(拡声器)の水平展開という基本戦略を踏襲し、業務用という枠組みを取り外すことで、一般消費者向けといった新たな販路が見えてきました。
大阪産業局の支援事業でもあるBtoC化伴走型支援事業の【大阪商品計画】を知り、採択を通じて、立ち上げの支援を頂けたことを契機に開発へ踏み切ることができました。

□一般消費者向けの開発で苦労されたことは?
ブランドコンセプトを決めるのに苦労しました。
当初は、北欧調のオシャレなブランドイメージで進めたかったのですが、紆余曲折ありながら、ある時、ノボル電機らしさに立ち返ることで、「不器用なガジェット」というブランドコンセプトが完成し、『ノボル電機製作所』という昭和レトロ調の新ブランドが出来上がりました。
「流行りの昭和レトロに乗っかる」というよりも、今まで自分たちが提供してきた商品をリブランディングすることで、お客様に懐かしさと癒しを感じて頂く、というのがねらいです。これなら、最後のデザイン面の工夫は必要ですが、根本は自社の設計力やプロダクトデザインを踏襲していけるので、無理なく取り組めると考えました。
当社自体、社歴こそ長いですが不器用な会社ですので、背伸びすることなく自社の弱みを強みに変えられるようなコンセプト【不器用なガジェット】に沿ったモノづくりをしていくことで、継続して取り組んでいけるブランドイメージを作ることができました。
コンセプトを決めることができたので、後はそれをどう展開していくか、細部まで【不器用なガジェット】を意識しながら、商品設計・PR用の広告宣伝物の作成を行いましたので一体感のあるブランディングができたと思っています。

□無電源 パッシブ スピーカーの使うおすすめの場所等は?
アウトドアでもインテリアでも使っていただけるようなブランディングを行っており、特定の場所を挙げるのは難しいのですが、個人的には庭仕事の時に活用しています。
個人的な意見で恐縮ですが、庭仕事の際にラジオ放送や音楽を聴くのに、スマホを地面に直置きに少し抵抗があるので、スマホ置き兼スピーカーとしての定位置になっています。

□色は、灰色のみにでしょうか?
今後の展開として、色違いで展開していきたいという希望はありますが、現時点では灰色(N5半艶)1色のみでの展開となります。
N5半艶は、実は海上自衛隊の艦船の色でもあり、環境になじむ色合いとして採用しています。
また別注扱いになりますが、特別色のご相談もお受けできますので、公式HPからご連絡を賜れば幸いです(別注価格は数量によります。)

□得意分野は?
業界初や、シェアトップの商品があったりすることが自慢です。
弊社は町工場ですが、大手メーカーがひしめく電機業界で生存できているのは、小粒でも存在感を提供できているからだと自負しています。

□移転の理由は?
工場の老朽化と旧工場が手狭になったこと、大阪府下3拠点の分散拠点の統合による効率化が移転の理由です。
建て替えの検討もしましたが、近隣が宅地化していたこともあり、旧工場から徒歩圏内に区画整備事業で大き目な土地があったため移転を行いました。
月並みですが、「事業継続の確保」「生産性の向上」「コミュニケーション強化」「省エネ化」が移転の目的です。

本コラムを通じて、文字を書くこと練習ができていたので、ご質問にも答えることが出来ました。

何事も経験ですね。


株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基