
【SPACE NOBORU】~3月15日まで ちゃんしげ展
皆様こんばんは。ノボル電機、猪奥です。
今回は、弊社代々木ショールーム、SPACE NOBORUでのイベント告知です。
冬展示のイベントして、ちゃんしげの個展を2月19日(水)より開催します。
クラファン対応ですっかり告知が遅れてしまいましたが、3月15日まで開催しています。
インスタレーションと呼ばれるジャンルのものらしいです。
SPACE NOBORUの管理人によれば、
「拡声器にちなんで、少し理解されにくい小さな声を持つ芸術を広く知らせる役割を果たしたい。」が本年のコンセプトとのこと。
少し???となるかもしれませんが、ご興味ある方は是非、弊社代々木ショールームにお越し下さい。
□「構文 : 虚言 : 注と層と像」 ちゃんしげ展
【イベント概要】
日程:2025年2月19日-2025年3月15日
水土日のみオープン
水18:00-21:00
土日12:00-17:00
詳細はInstagram @space_noboru をご確認ください。
会場:SPACE NOBORU
ちゃんしげ 個展 タイトル「構文 : 虚言 : 注と層と像」
❖展示に寄せて
此れは、コミュニケーションを最優先とする文章ではない。しばらくの間、〈線〉と〈ライン〉[1]のことに没頭した。任意の平面に存在する線に対し、如何に意味論を付随させたり取り除いたりするかに悩まされる近頃。貝葉[2]に書かれる文字系統は、葉っぱの繊維方向に即さないために弧を描くようになったという[3]。野菜の黒い斑点[4]、紙、字、輪郭、ストレス[5]の表面化etc.。白菜[6]の英訳 nappa cabbage のpとbが奇しくもダブりやがる。絵や字にされたモチーフに迫る実態の写し身、イメージの構成は幾多のレイヤーによる統辞的に配置された像[7]。文字の誕生[8] は言葉や思想を後世に残すためだとよく言われるけれど、そうだとすればあまりにも自己犠牲[9] 主義すぎてどうも気が滅入るのだ[10]。[1]配置(install)の意味を含む線のこと。[2]椰子などの植物の葉を加工した書写材料。貝多羅葉とも呼ばれる。[3]東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所/編『図説 アジア文字入門』河出書房新社、2005。[4]ポリフェノール(polyphenol)。[5]さぞ辛かろう。[6] 家の近くの八百屋で一玉¥200で買って一ヶ月間をかけて食べた。[7]ぎり非文でない調和 [8]東京は生馬の目を抜く[9] ああアンパンマンやさしい君は~。[10]対人関係を意識する文末表現。
ちゃんしげ
美術家。1993 年台湾台北市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻先端芸術表現領域第 10 研究室(絵画・インスタレーション)
博士課程在籍。絵画や線、言語記述をめぐる、配置、境界、共存を主軸に、ディスコミュニケーション、多言語社会、圧縮された視覚像、
言語/記号リテラシーなどの社会的背景を意識しながら創作。最近は紙に書かれる造形表現や多言語マンガにおける記述方法に関心を
寄せています。主な展覧会に「バグスクール 2024 野性の都市」(24)、「TOKAS-Emerging 2023 / 玄関を Dumpling するには漂流なり」
TOKAS、東京(23)、個展「郊外住みの,一石二鳥」APどのう、茨城(23)。主な受賞歴に、 東京藝術大学卒業修了制作サロンドプランタン賞、
第 22 回グラフィック「1_WALL」グランプリ、武蔵野美術大学卒業制作研究室賞 など。
【SPACE NOBORUとは】
弊社代々木ショールームを使った週末イベント SPACE NOBORU
管理人、家政士マミさんが「SPACE NOBORUを代々木のソーシャルグッドなスペースに」を目標に掲げノボル電機製作所ショールームにてアートと暮らしに関わる上質な企画をしています。
アートには人の心をポジティブに動かす力があり、
きちんとしたものを食べること、
部屋の掃除をすることにも
同じようなポジティブな力がある
という管理人マミさんの信念のもと、
SPACE NOBORUでは
アート、食、暮らし(片付け・掃除)をテーマにイベント企画しています
地域の人にソーシャルグッドを感じていただける
・アートの展示
・食に関わるイベント
・暮らしに役立つイベント
をノボル電機製作所のプロダクトと組み合わせて企画です。
株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基
