
【活動報告】人を大切にする経営セミナーを受講して
皆様こんにちは。ノボル電機、猪奥です。
先日、枚方信用金庫様のご案内で、経営学者・坂本光司先生の講演「社員が集まり、育ち、辞めない企業の法定外福利厚生制度100選」を聴講してまいりました。
同講演は、枚方信用金庫様の創立75周年と、全国で選定される「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の経済産業大臣賞受賞を記念して開催されたものです。
□講演のテーマは「人を大切にする会社とは何か」
坂本先生の一貫したメッセージは、「企業の目的は関係するすべての人の幸せであり、業績や成長はそのための手段である」というものでした。
「人はコストではなく、価値そのもの。社員の幸せが企業の原動力になる」という考え方は、当社の経営理念「安心される専門メーカー」や、「顧客・仕入先・地域社会に役立ち、尊敬される企業市民となる」という弊社信条とも深く共鳴する内容でした。
講演後半では、実際に全国の企業が実践している法定外福利厚生制度が多数紹介されました。すぐに取り入れるにはハードルの高い施策も多かったですが、当社としても実践・継続しているものもいくつかあり、自社の取り組みを振り返る良い機会となりました。
たとえば、
・出産祝い金の支給
・結婚祝い金の支給
・長期勤続表彰・慰労金の支給
・有給休暇の取得奨励
・時間単位有給制度の導入
・年間休日125日以上の確保
といった制度は、めいっぱい背伸びしながら地道に整えてきた福利厚生の施策です。
一方で、
・遺児年金支給制度
・休職手当の満額支給
・会社負担による生命保険加入
・社員の誕生日プレゼント制度
など、実施にあたって財務的な余裕が求められる施策は、まだ導入に至っていません。
ですが、当社の信条のひとつ「工夫する(Think)」にもあるように、与えられたものを鵜呑みにするのではなく、自社の風土や規模、文化に合ったやり方で少しずつ実現していくことが、何よりも大切だと考えています。
□ 「働きやすさ」と「やりがい」の両立をめざして
ノボル電機の方針の中には、「やり甲斐があり、働きやすく、力を伸ばす職場を作る」という一文があります。
これは、まさに今回の講演の核心でもありました。働く環境、処遇制度、学びの機会、そして何より“気性がまっすぐ”な社員が集まり、互いを尊重し合える職場づくりを進めていくこと。福利厚生の充実はその一部ではありますが、「人を大切にする企業文化」の形成には不可欠な要素です。
制度や仕組みは、あくまで人が主役になるための器だと思っています。
ノボル電機は、今後も「安心される専門メーカー」の理念も元、会社全体としても成長していけるよう取り組んでいきたいと考えています。まだまだ未熟な部分も多いですが、今回のような講演会を学びの機会として受け止めつつ、社内でできるところからひとつずつ、社員と会社のよりよい関係性を築き、世の中にない製品開発を通じてお役立ちしていければと考えています。
今回はセミナー参加の活動報告でしたが、こんな会社が「不器用なガジェット」をつくってます!!という会社のアピールをさせてもらいました。
これからも、ノボル電機をよろしくお願いいたします。
株式会社ノボル電機
代表取締役社長
猪奥 元基
