【活動報告】枚方高校のビジネスプランコンテスト

【活動報告】枚方高校のビジネスプランコンテスト

皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。

925日、枚方高校で開催された「ビジネスアイデアコンテスト」の発表会に参加してきました。今回は「枚方未来学」の一環として、地域企業が課題を提示し、それに対して生徒たちがチームを組んでビジネスプランを練り上げるという取り組みです。私たちノボル電機も協力企業の一社として参加し、課題を提供しました。

 

□当社からの課題と取り組みの背景

ノボル電機から提示した課題は「新製品を考えよう」というテーマです。ものづくりを通じて如何に世の中に貢献するか、自由な発想を持って挑戦していただきたいとお伝えしました。

 参考までに、以前のコラムでもご紹介した枚方未来学や当社の取り組みについてはこちらをご覧ください。

コラムはこちら

 

□発表されたビジネスプラン

今回のコンテストでは4社の課題に対して、それぞれ2クラスごとに分かれて取り組んでいただきました。クラスで発表を行い、選抜された1班が4代表して全体の前で発表となったので計8班の発表を聞かせていただきました。本ブログでは、当社の課題に取り組んでくれた班の発表をご紹介します。

11班:「防災無線ライト」

防災行政無線に「光」を組み合わせ、災害時に避難場所を示す灯台のような機能を加えるという提案でした。

「音」だけでなく「光」による誘導という新しい発想は、まさに高校生らしい柔軟な視点だと思いました。さらに、プレゼンの仕方にも抑揚がついていたり身振りを交える工夫があり、聴衆を引き込む力がありました。事前に拝見した練習段階よりも提案が格段にブラッシュアップされていた点も素晴らしく、短期間で大きく成長した姿に感心しました。

5班:「ノボルを全国に」

当社の知名度向上を目的に、スポーツ応援用の新しいメガホンを提案してくれました。樹脂製の一般的な応援メガホンに、電池で動く「トランジスタメガホン」の仕組みや、三層折り返しによる拡声機構を組み込むというアイデア。高校生らしく、自身の部活動経験を背景にした切り口が印象的で、実際のニーズにもつながる可能性を感じました。

当社課題のプレゼン以外もじっくり拝聴していたので、ブログを書く段になって気づいたのですが、当日の写真がない。。。こちら、会場内で撮影した唯一の写真ですが、体育館で1学年を前に話すのはすごく貴重な機会で緊張もしたと思いますが、選抜された班の発表だったのでみなさん上手に発表されていました。

□地域貢献と人材育成に向けて

発表の最後に、私から生徒の皆さんに二つの応援メッセージを送らせてもらい、担当の先生からも「短期間ながら社会勉強の場になった」とコメントをいただきました。社会人としての経験がない中で製造業を想像しながら一生懸命に考えてくれたこと、それを形にして発表してくれたことに、心から感謝しています。

今回の取り組みは、地域の企業として次世代にものづくりの面白さを伝える大切な機会でもありました。ノボル電機は人の手による組み立てが中心の会社です。今後の成長を支えるのは、まさに人材。今回の協力を通じて「地域に根ざす企業としての役割」を再確認するとともに、未来を担う若い世代とつながることの意義を強く感じました。

これからもご縁をいただければ、教育機関や地域と連携しながら、未来の担い手と共に歩む活動を出来る範囲で行っていきたいと思います。

 

株式会社ノボル電機

代表取締役社長

猪奥 元基