≪活動報告≫創業80周年を迎えました
皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。
このたび弊社は、2025年10月をもって創業80周年という節目の年を迎えました。
戦後間もない混乱のなかで創業者が事業を立ち上げてから、今日まで続けてこられたのは、ひとえにお客様、協力会社の皆さま、そして地域の皆さまのご支援の賜物です。この場を借りて、心より御礼申し上げます。
□ 創業の原点とあいまいなスタート
ノボル電機の創業は、終戦後の1945年10月です。
とはいえ、当時はまだ会社組織というより、創業者が大阪市内でラジオ修理を生業として始めた小さな商いだったと聞いています。戦後の混乱のなか、いつ正式に「ノボル電機」としてスタートしたのかは定かではありません。しかし、そこにこそ私たちの原点があります。
正式なスタートがわからないほど必死だった、、、それが戦後の再建を支えた日本の町工場の姿なのかもしれません。少なくとも創業期のノボル電機は、そんな状態でした。
社内では便宜上、1945年10月1日を創業日と定めていますが、その曖昧さすらも、時代を乗り越えてきた歴史の一部だと感じています。
節目の今年は、社内でささやかな記念の集まりを開催しました。
本社スタッフだけでなく、東京・仙台・福岡の営業拠点の社員も全員参加し、全員でお祝いしました。社員一人ひとりがノボル電機の一部であることを改めて実感できる、穏やかで温かな時間となりました。

□ 「変わらないこと」と「変わり続けること」
式典の中で弊社会長から80年という年月のなかで、「世の中の技術も働き方も大きく変わった」という話がありました。それでも、『人の手で音をつくる会社であり続けている』ことは、創業当時から今も変わりません。
一方で、BtoCブランド「ノボル電機製作所」の立ち上げや、オープンファクトリーへの参加、アートや地域との連携など、時代に合わせて新しい挑戦も積極的に続けてきました。
≪変わらないことを是としながらも、少しずつ時代に合わせて変わり続けること≫
これが、私たちが80年続けてこられた理由だと感じています。

□ 次は100周年へ
ノボル電機はこれからも、「安心を届ける、安全を伝える」ものづくりを通して、社会に貢献できる企業でありたいと願っています。華やかな式典こそありませんが、私たちにとってこの80周年は日々の積み重ねが歴史になることを改めて実感する機会でした。
これから先の10年、20年の世の中に貢献することを通じ100周年を目指して、社員一同、これまで以上に誠実に、丁寧に、ものづくりと向き合ってまいります。
改めて、これまでノボル電機を支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
株式会社ノボル電機
代表取締役社長 猪奥 元基