【SPACE NOBORU】1221迄_ 高橋鮎子と松岡まどかによる二人展「光を灯すこと」

【SPACE NOBORU】1221迄_ 高橋鮎子と松岡まどかによる二人展「光を灯すこと」

皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。

今回は、弊社代々木ショールーム「SPACE NOBORU」で開催中の展示イベント ok gallery のご案内です。

2025126日(土)より開催している、高橋鮎子さん、松岡まどかさんによる二人展「光を灯すこと」をご紹介します。

 

□二人展「光を灯すこと」

【個展概要】

日時:2025126日(土)~20251221日(日) 

開廊時間:

土日:13:0017:00

火・水・金:18:0020:30

 休廊日:月曜・木曜

※詳細はInstagramをご確認ください。

場所:SPACE NOBORU(〒151-0053 東京都渋谷区代々木5丁目61−3

開催にあたり:

高橋はルッキズムを起点に、容姿がどのように規範化され、医療行為を含む自己/社会的抑圧を生み出すのかを批評的に問いかけてきました。一方、松岡は弔いや祈りの形骸化が進む現代においても、宗教・文化圏を越えて普遍的に存在する精神的行為の構造そのものを探求しています。 

 

本展では、両者が「光を灯す」という行為自体に焦点を合わせます。

光は人を「見られる主体」として拘束する装置でもある。高橋は火が燃え続ける過程を、容姿にまつわる苦痛が生成・増幅・あるいは消尽する契機として捉え直します。

松岡は、教会で献灯された蝋燭の残滓に着目し、蜜蝋画という長期的保存性をもつ古典技法を介することで、祈りの行為がもつ時間性と遺構性を再構築します。

 

同一の現象としての「光」を扱いながら、両者の思考は対照的な方向へと展開します。可視性をめぐる暴力性と、不可視性を支える精神性。二つのアプローチが同一空間に並置されることで、光という概念がもつ作用「照らす、暴く、祈る、焼く、宿す」が立ち上がります。

 

DMのマッチ箱は、手を介して「光」に触れるための入り口として用意しました。

火を灯す行為に能動的に参加することで、祈りと可視性という異なる軸を交差させ、本展が扱う光の多層的な意味を明滅させます。

「見えない」祈りと「見える」見た目をめぐる二つの実践を、ぜひご高覧ください。

高橋鮎子  @ayukotakahashi_

松岡まどか @madoka_matsuoka

□最後に

先月のRoy Taro展「Landscape of The Sun」、先々月の清原啓展「新しい生活様式」に引き続き ok galleryで開催となる絵画展です。

芸大ご出身のお二人の世界感に、拡声器屋の私の感性が追いつくわけもなく、テーマの深さにただただ関心するばかりです。

中小企業として身の丈にあった「地域貢献」や「芸術支援」の一環として、管理人であり家政士のマミさんとともに、文化や暮らしについても発信していければと思っています。

 

SPACE NOBORUとは】

ノボル電機代々木ショールームを活用した週末イベントスペース。管理人・家政士のマミさんが「代々木のソーシャルグッドな空間」を目指し、アート・食・暮らし(片付けや掃除)をテーマに、地域に寄り添う上質なイベントを企画。ノボル電機製品と組み合わせた展示やワークショップを通じて、暮らしを豊かにする提案を行っています。

展示会対応や告知が渋滞しており、開催後のご案内となりましたが1221日(日)まで約半月の取り組みですので、渋谷・代々木エリアへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

株式会社ノボル電機

猪奥元基