【活動報告】共創と協業は違う、と言われて考えたこと
皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。
2月16日に開催された「Local X Stage Extra」に参加してきました。
大阪・関西万博を一つの節目とし、各地のオープンファクトリーも次の段階を模索する、そんな空気感のあるイベントでした。私自身、ちょうど今年から不器用Factoryの運営事務局に入ったこともあり、「これからどうしていくのか」を考える一環として参加させてもらいました。
当日の内容そのものも学びが多かったのですが、私の中に強く残ったのは、パネリストの方が言われた一言でした。
「共創と協業は違う。共創は共感から始まる」
今日はそのことについて、少し考えてみたいと思います。

□ 協業は「目的」から始まる
企業同士の協業は、比較的わかりやすい構造だと思っています。
・売上を伸ばしたい
・新規事業を立ち上げたい
・技術を補完したい
目的があり、役割を決め、成果を測る。これはビジネスとして当然の形かもしれません。私たち製造業は、どちらかというとこの世界に慣れています。
また、企業として存続していくうえで「協業」は最優先課題だと考えていますし、本ブログでもその模索仮定を活動報告としてお伝えしています。事業として成果が測れ、経営判断もしやすいからです。
一方で、共創は違うと言われました。
最初から明確な成果目標があるわけではなく、むしろ、「なんだか面白そう」「この地域を良くしたい」「この人と何かやってみたい」そんな感情や共感が出発点になるとのこと。
最初は未完成で、曖昧で、形も定まっていない。それでも関わり続けることで、後から意味や成果が見えてくる。
理屈では理解できます。ただ、、自社がどう良くなるのか、すぐには見えにくい。正直に言えば少し怖い概念でもあります。
□不器用Factoryの今後
不器用Factoryは4年目に入り、俗にいう3年目の壁に直面しています。
当初から
・街や工場のイメージを変えたい
・モノづくりの面白さを伝えたい
・モノづくりを次世代につなげたい
といった「共感」の要素を掲げてスタートした取組です。
しかし、伝統工芸産地でもなく、町工場の街というわけでもありません。
どちらかと言えば郊外型の衛星都市です。だからこそ、オープンファクトリーが「地域の必然」になりにくい面があると思っています。これは他地域とは少し条件が違うと感じています。
それでも、初年度から参加している立場として、地域への関わりを持つことは一つの役割だとも思っています。
□最後に
本業があってこそ、地域との関わりも続けられます。共感だけで動き続ける余力は、無限にはありません。だからこそ、
・どこまでを共創と呼ぶのか
・どこからを協業として設計するのか
・誰が橋渡し役になるのか
この整理が必要だと感じています。
地域コミュニティーの場をとしての不器用Factoryを盛り上げつつ、共創と協業は違いを自分たちのサイズにどう翻訳し、再解釈するか、今後の運営会議で議論を深めていきたいと思います。
まだ答えはありませんが、問いを持てたこと自体が今回の収穫だった気がしています。
最後になりましたが、今年の不器用Factoryも夏と秋のポップアップ出店及び各工場でのリアル開催へ向けて絶賛準備中です。
3年目の壁を越えて地域のコミュニティーインフラとして定着していけるよう模索していきますので、ご興味持たれた方はこちらのブログでも発信していきますし、公式webでも新着情報アップされますので一度覗いてみてください。

株式会社ノボル電機
代表取締役社長
猪奥 元基