【SPACE NOBORU】~5/24清原啓展「ごみに走れば」

【SPACE NOBORU】~5/24清原啓展「ごみに走れば」

皆様、おはようございます。ノボル電機の猪奥です。

 今回は、代々木ショールーム「SPACE NOBORU」で開催する展示イベントのご案内です。4月から少し長めの会期で、ok galleryによる展示を開催します。

 

□展示イベントのご案内

 【イベント概要】 清原啓展 「ごみに走れば」

会期2026420日(月)~524日(日)

開場:土・日 12:0017:00

※水曜は不定期オープン(当日Instagramストーリーズにて告知)

Instagramhttps://www.instagram.com/space_noboru/

場所:東京都渋谷区代々木5丁目61−3 神永ハイツ1F SPACE NOBORU ok gallery

 

□ステートメント:「ごみに走れば」

 Dash for Trash(または Dash to Trash)という株式市場の現象がある。人気銘柄の株価が高止まりして値動きが鈍くなった局面で、個人投資家がより大きな利益を求め、将来性が低いと見られる低位株や不人気株(いわゆる「ゴミ株」)に資金を集中させることを指す。

食料品や衣料品を買うとき、値段や見た目だけでなく、生産地や成分、環境負荷の少ない素材の使用など、商品の背景を見てから購入を決める、ということがある。

対して絵を見るときには、どんな画材を使用しているのかは見るにしても、それがどこで作られ、はたまたどこで買ったキャンバスかまでは知ろうとは思わないし、そもそもキャプションに書かれていることもない。そしてそれらを知らないことで作品の良し悪しの判断材料にすることもない。

では、作品の素材や支持体の由来をわざわざ明記してみたらどうだろう。絵の価値に影響を与えるだろうか。

蚤の市で買った数百円の額に絵を入れたり、誰かが描いた古い絵の上にまた絵を描くことで、数万円かそれ以上の値段に置き換わることが妥当だと思うのか。いらない物を再利用した絵を。

あるいは、絵の具を乗せる土台が持っているストーリーや前の持ち主による文脈があったら、作品の捉え方に変化があるか、幅が出たり引っ込んだりするのか。

これらのことは、絵を見る人にとって絵の価値を安く見積もらせるのか、高く見積もらせるのか。また、表面に描かれる人たちがぼやけてしまうのか、むしろはっきりとしてくるのか。

幸い作品は大して売れた経歴はなく、市場の言葉で言えば、ボロ株、ゴミ株に相当する。

すべてが作家の主観によって値付けがされている。このことに、合意する人はいるのか。誰かがポジションを作成する理由が生まれるのか。

 

SPACE NOBORUとして

 SPACE NOBORUでは、こうした展示も継続して企画しています。毎回多くの方に来ていただくというよりも、その場に合った形で、ゆっくりと見ていただける時間を大切にしています。

ノボル電機としても、音響機器のメーカーという立場から、直接的に関わるわけではありませんが、空間の提供という形でこうした活動に関わっています。会期は約1ヶ月と少し長めに設定しています。

週末中心のオープンにはなりますが、渋谷・代々木エリアにお越しの際は、タイミングが合えばぜひお立ち寄りください。

株式会社ノボル電機

猪奥元基