皆様、おはようございます。ノボル電機の猪奥です。
最近は活動報告が続いていましたが、今回は久しぶりにBtoCブランド「ノボル電機製作所」らしい商品企画・商品販売についてのお話で、本日はスマートフォン用無電源スピーカー「NMP-011C」の販売終了について書いていきます。
NMP-011Cは2023年の発売から約3年弱、数量限定モデルとして展開してきた製品でしたが、このたび完売となりました。
まずは、手に取っていただいた皆様に御礼申し上げます。
□NMP-011Cについて
NMP-011Cは、2022年の展示会での出会いをきっかけに生まれたモデルでした。
企画会社様とのご縁から、「通常モデルとは違う仕様をやってみよう」という話になり、塗装色・後部スタンプ・前面銘板の打刻などを別注対応として企画。2023年にはクラウドファンディングも実施されました。
企画会社のブランドでクラウドファンディング向けに製造したのとあわせて、自社ブランドでも数量限定モデルとして販売を開始したのがNMP-011B・011Cでした。
発売当時は、スマートフォン用無電源スピーカーについて様々なご意見をいただいていました。
「もっとインテリア寄りの色が良いのでは」
「限定感をもっと打ち出した方がいい」
「通常モデルと違う見せ方が必要では」
どれも実際に市場に出してみないと分からない部分でもありましたので、多品種小ロット生産という自社の特徴を活かし、一度試してみようという気持ちが強かったように思います。

□やってみて分かったこと
実際に販売を始めてみると、商品づくりと販売はやはり別の難しさがありました。
限定モデルは話題性が出る一方で、販売店様としては定番商品として扱いづらい面もあります。結果として、自社ECを中心に販売していく形になりましたが、認知度の高くないブランドが自社ECのみで継続的に販売していくことの難しさも強く感じました。
また、スマートフォン用無電源スピーカー自体がニッチな商品である中、そのカラーバリエーションモデルとなると、さらに対象が絞られていきます。
小ロットで作れることは町工場の強みですが、「作れる」と「継続して売れる」はまた別の話でした。
ただ、その一方で、この取り組みが別のご縁につながったこともありました。
この限定色モデルをきっかけに、特注要素を明確化できたことで、別注OEMを小ロットで受けることができるようになり、自社ブランド以外の需要を獲得することもできました。
試してみたからこそ見えた可能性もあり、結果として無駄な挑戦ではなかったと感じています。
□試行錯誤を続けながら
BtoCの商品づくりは、どうしても効率だけでは測れない部分があります。
特に中小企業では、本業とのバランスを見ながら限られたリソースで進める必要があり、思ったようにいかないことも少なくありません。
それでも、町工場だからこそ、小回りを活かした試行錯誤は続けていきたいと思っています。
現在は、以前ブログでもご紹介した「ふるさと納税3.0」や枚方市の商品開発支援事業なども活用しながら、新しい商品企画についても少しずつ検討を進めています。
今回のNMP-011Cも、販売終了という形ではありますが、自分たちにとっては次につながる経験の一つでした。
また懲りずに、何か新しいことに挑戦していくと思いますので、引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
株式会社ノボル電機
猪奥元基