今回は、ここしばらく取り組んできた海外販路開拓と、その一つの区切りとして実施した越境ECサイトのリニューアルについて書いてみます。
□海外販路開拓のこれまで
海外についてはモスク向けの拡声器を中東メインで販売していましたが、拡声器オーディオが韓国向けに輸出できたこともあり、東アジア圏にBtoC商品の拡販をメインで考えていました。自社ブランドの商品をそのまま届けていく、比較的シンプルなイメージです。 専門家の支援を得ながら、計画をブラッシュアップしていく途上で考え方を少し変え、BtoCを起点にしつつも、その先にあるBtoBにつながる動き、いわゆるBtoCtoBの流れを意識するようになりました。
一方で、実際に現地へ足を運び、市場を見ていく中で、さらに見方も変わってきました。業務用の拡声器については、東アジア圏でもすでに間接輸出の形で一定の流通があり、当社の強みである耐久性が求められる現場では、既に使われているケースも確認できました。
裏を返せば、BtoBの領域では「売れるところにはすでに入っている」状態でもあり、新規で大きく広げていく余地はそれほど大きくない、というのが率直な印象でした。
□越境ECのリニューアル
そうした流れの中で、まずは新たな認知をつくる必要があると考え、越境ECサイトの見直しを行いました。これまでは、日本語のWebページをベースに機械翻訳で英語・中国語・台湾語へ展開していましたが、今回のリニューアルでは、日本語の段階から海外での見え方を意識した内容へ修正しています。
あわせて、各言語についても単純な翻訳ではなく、現地での受け取り方を踏まえた表現になるようブラッシュアップを行いました。
対象商品は、まずはスマートフォン用の無電源スピーカー2機種に絞っています。ラインナップとしては限定的ですが、まずはここを起点に、どのような反応があるかを見ていく考えです。
今後は、この越境ECを入口として、オーディオガジェット分野での代理店開拓や、クラウドファンディングのパートナー探索などにつなげていければと考えています。
また、BtoBの領域についても、新しい用途や市場が見えてくる可能性がありますので、引き続き並行して探っていく予定です。
リニューアルした越境ECサイトは以下よりご覧いただけます。
NMP-011のページ https://jp.pinkoi.com/product/usGkmE6c
NMP-012のページ https://jp.pinkoi.com/product/6TrAcPEj
□JETROの支援について
今回の取り組みは、JETRO(日本貿易振興機構)のハンズオン支援を活用しながら進めてきました。
海外ビジネスに詳しい専門家の方に継続的に伴走いただき、戦略の整理から現地出張のサポートまで、一貫して支援を受けられる仕組みです。自社だけでは気づきにくい視点を補ってもらえる点は大きかったと感じています。
現在、2026年度の申込みも受付中とのことですので、海外展開を検討されている企業の方は、一度ご覧になってみてもよいかもしれません。
■パートナーによるハンズオン支援
―海外展開の計画立案から実行までを専門家が支援―
詳細はこちら:https://www.jetro.go.jp/consortium/apply/partner.html
海外展開については、まだ試行錯誤の段階ではありますが、今回の越境ECリニューアルは一つの区切りになりました。
引き続き、本業を軸にしながら、無理のない範囲で取り組みを続けていきたいと思います。進展があれば、またこの場でご報告いたします。
株式会社ノボル電機
猪奥元基