【NMP-001】元となった業務用スピーカーが使われている現場

【NMP-001】元となった業務用スピーカーが使われている現場

こんにちは。ノボル電機、猪奥です。
ネタ切れに苦しみながら、何とか週1更新を目指しています。
ネタが無いネタが無いと過去のコラムを読み返していて気付いたのですが、NMP-002の元品番について過去に取り上げたことや、NMP-001の生産について記事化したことはあるのですが、NMP-001の元品番が使われている現場についてはポッカリ抜けていました。
今回は業務用スピーカーが使われている現場としてNMP-001編をお送りします。

過去コラム NMP-002の元品番については こちら
過去コラム NMP-001の生産については こちら

スマホ用無電源スピーカー「拡音器」の販売ページは こちら

金属製と樹脂製の違い

NMP-001は業務用のホーンスピーカーの一般的な形なので、町工場や倉庫などにもご利用いただいている標準的なスピーカーの形がNMP-001になります。
一部のユーザー様は金属製を継続採用していただけています。
近年はコストダウンの観点から、樹脂化(プラスチック化)が進み、当社の主力も金属製から樹脂製へと軸足を移しました。

実際、カタログ表示価格(税別)で比較しても、
出力5Wトランス内蔵型 樹脂製ホーンスピーカー NP-205 @8,800円
出力5Wトランス内蔵型 金属製ホーンスピーカー NK-305@12,400円
同じ出力のスピーカーでも材質が樹脂なのか金属なのかで約1.4倍の価格差があります。
値段差は単純に材料費が高いからっ!!やはり樹脂の汎用性・コストメリットはすごいです。

 

耐久性が求められる現場で採用

では、値段が約1.4倍も高いのに、金属製ホーンスピーカーが標準ラインナップとして売れ続けているのか?
高いのになぜか?と思われる方も多いかもしれませんが理由は使用環境にあります。
化学プラントなど樹脂製では耐えられないような過酷な環境や、消火設備用といった樹脂が苦手とする用途での特殊用途のニーズを頂戴し、いまだに現役製品として継続的にご愛顧いただいております。

スマホ用無電源スピーカーの企画時もコストメリットをとって樹脂製にするか、本物志向の金属製とするかで議論もありましたが、せっかくなら武骨な方をお届けしようと業務用の中でも特殊需要に応える金属製で商品コンセプトを固めていきました。



株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基