皆様こんにちは。ノボル電機、猪奥です。本日は企画展出品のご紹介です。

 

本日5月11日（木）~6月30日（金）までの40日間、大阪府知事の認定事業でもある大阪製ブランドの拠点、MOBIOにて認定商品の企画展が実施され、弊社もスマホ用無電源スピーカー「拡音器」NMP-001/NMP-002を出品させていただけることとなりました。

 

【企画展】Osaka Products New Collection 2023 in MOBIO

＜期間＞　2023年5月11日(木)～6月30日(金)　9：00〜17：00

　　　　　休館日：土・祝休日

＜場所＞　MOBIO　常設展示場2階　企画展コーナー

　　　　　(東大阪市荒本北1-4-17　クリエイション・コア東大阪北館)

＜内容＞　令和4年度大阪製ブランド認定製品の展示

公式発表はこちら

 

 

大阪製ブランドについてはこちらのコラムからご確認いただけます

 

 

弊社、NMP-001はヘラ絞りという技法を使って製造しています。

ヘラ絞りとは、多品種少量生産に適した製法で、素材となる金属を高速で回転させて、へらと呼ばれる棒を押し当てることで形を作っていく加工のことです。

元は薄っぺらい円盤状の金属（NMP-001はアルミ板）を、へら棒と呼ばれる金属の棒を当てることで徐々に引き伸ばすようにして成形していきます。へら絞りはその金属を回転させながら加工する方法からスピニングとも呼ばれる技法です。

弊社は拡声音響装置を創業以来78年間製造していますが、創業者がここ大阪で拡声器の製造販売に踏み出せたのは、地元に優秀なヘラ絞り機能者が多数いたからだと伝え聞いています。

実際、へら絞りは技能者の熟練度によってはプレス加工よりも高い精度の製品に仕上げることができる反面、加工中に曲がったり破断が起きたりしやすく、品質の良い製品を作るには熟練の技術がいる難易度の高い加工方法と言われています。

大阪製ブランドの認定製品には、へら絞りの技術を転用した商品も多くありますので、本企画展のように一覧で見れる機会に、大阪のモノづくり、特に「ヘラ絞り」について俯瞰していただくのはいかがでしょうか？

 

株式会社ノボル電機

製作所事業担当　猪奥元基