
【登壇報告】枚方高校「枚方未来学」にて課題提示を担当しました
皆様こんにちは。ノボル電機の猪奥です。
5月15日(木)、大阪府立枚方高校で開催された「枚方未来学」の特別授業に、課題提示のために登壇する機会をいただきました。枚方市と枚方高校が連携したキャリア教育の一環として行われている「ビジネスアイデアコンテスト」の課題発表企業として、弊社を含む4社が登壇。地元・枚方市に本社を置く企業として、体育館に集合した約320名の高校3年生を前に課題(テーマ)を発表させていただきました。
枚方未来学とは
「枚方未来学」とは、枚方市と枚方高校が連携し、地域社会と結びついた課題解決型の学習を通して、生徒一人ひとりの「生きる力」を育むことを目的とした探究型授業です。生徒が興味関心を持ったテーマに向き合い、実社会との接点を持ちながら主体的に学ぶことを目指した取り組みです。
枚方未来学についてはこちら:https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000046828.html
□提示したテーマ
コンテストに取り組むうえでの「課題提供企業」として、2つのテーマを提示させていただきました。
1つ目は、「拡声器の技術をベースにした新製品を提案してください」という新製品開発に関するもの。
もう1つは、「オープンファクトリーを魅力あるコンテンツにしてください」という、当社の広報・地域連携の取り組みに対するテーマです。
私たちは長年、業務用拡声器を中心とした音響機器の製造に取り組んできましたが、近年では一般向け製品の開発を通じたBtoC事業、そして地域とつながるオープンファクトリーへの参画にも注力しています。その中で、高校生の自由な発想によって、新たな切り口やアイデアが生まれることを期待して、今回のテーマを設定しました。
大人数を前に緊張から早口になってしまい分かりにくい部分も多かったとは思いますが、当日は、製造業の現場や弊社が取り組んでいる「業務用がかわいい!」という製品開発の背景などをスライドとともに紹介しながら、ビジネスとしての課題や、企業としてのあり方についてもお話しさせていただきました。
今回の課題発表企業は、弊社のほかにも建設業、創薬関連企業、食品メーカーなど多様な業種から選出されており、各社が個性あるテーマを提示されていました。
これから約10回にわたって高校生たちがチームを組み、アイデアのブラッシュアップを行い、秋ごろには発表会が予定されています。弊社としても、オープンファクトリーの次回開催(2025年10月~11月予定)において、採用できるような提案や、商品化につながるような企画が生まれてくれることを大いに期待しています。
□最後に
これまで、製造業と教育が直接つながる機会はそう多くありませんでしたが、今回のような取り組みを通じて、次世代との接点を持ち、企業活動の意義を伝えていくことは非常に重要なことだと改めて実感しました。
弊社も長らく業務用製品の製造を中心に据えてきましたが、今後はより広い層とのコミュニケーションや、社会との接点を意識した事業展開が求められています。高校生の柔軟な視点を受け止め、社内でも議論しながら、今後の展開に活かしていきたいと考えています。
また今年は、本コラムでの発信も「BtoC事業のこと」や「展示販売についてのお知らせ」に加えて、企業としての取り組みや地域社会との関わりも積極的に発信していく年にしたいと考えています。
今年2月には、三田市商工会青年部主催のセミナーにて、デザイン経営に関するパネルディスカッションにも登壇させていただきました過去のコラムはこちら
このように、弊社では製品開発だけでなく、「どう伝えるか」「どうつながるか」といった視点からも発信を続けています。
今後もこのコラムでは、商品や技術だけでなく、弊社の新たなチャレンジや社会との関わりについてもお届けしていきたいと思います。
引き続き、ノボル電機をよろしくお願いいたします。
株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基
