【活動報告】五常小学校「たのつく」プレゼン大会

【活動報告】五常小学校「たのつく」プレゼン大会

皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。

10月も終盤になり、やっと秋らしい空気が感じられるようになってきましたね。

今回は、枚方市立五常小学校で行われた総合学習「たのつく(楽しいをつくる)」のプレゼン大会に参加させていただいた活動報告です。

 

□「楽しいは、自分たちで作れる」学びの場

「たのつく」は、≪楽しいは自分たちで作れる≫というテーマのもと、地域企業と連携して行われる探究型の学習プログラムです。

小学校4年生の子どもたちが主体となって、「誰かのためにできる楽しい体験とは何か」を考え、企画・提案・実施までを行います。企業はその過程をサポートする立場として、地域社会と子どもたちをつなぐ橋渡し役を担います。 

私が初めてこの取り組みに関わったのは、7月に行われた初回の企業プレゼンでした。

そのときの様子は、こちらのコラムでもご紹介しています。

コラムはこちら https://noborudenki.com/blogs/contents/20250707

 

□子どもたちが考える“楽しい”のかたち

今回のプレゼン大会は、9時から1050分の2コマを使って実施されました。

410名ほどのグループに分かれた4年生の皆さんが、自分たちの考える「楽しい」を堂々と発表してくれました。

他の企業さんの素材を使った班では、木材や石材を活かした工作企画があり、当社が提供した【銅線】をテーマに、糸電話と発話者を当てる新しいゲームを考えてくれた班もありました。どの班も、自由な発想とチームワークで、見ていてとても微笑ましい発表ばかり。

子どもたちなりに試行錯誤を重ねたあとと発表の緊張感がしっかりと伝わってきました。

大人目線ではありますが、発表後にいくつかの改善点もお伝えさせてもらいました。

年明けには「五常エキスポ」で他校や保護者の方々を前に再発表されるそうで、そのときに今回の経験をどう活かしてくれるのか、とても楽しみにしています。

 

□地域の子どもたちを“見守る”企業として

交野市に本社を構えていた頃は、近隣の小学校から毎年34校ほどの職場見学を受け入れており、子どもたちに“工場で働く”ことを見てもらう機会が多くありました。

枚方市へ移転してからは、そうした活動の機会が減ってしまっていたため、今回、教育委員会を通じて地域連携の協力企業として登録いただき、再び地元の子どもたちと関われたことを本当に嬉しく感じています。

ノボル電機は、人の手による組み立てが中心の「アッセンブリーメーカー・組立屋」です。

機械だけでは完結しない製造の現場だからこそ、地域の方々に働いていただくことが事業の根幹になっています。だからこそ、こうした地域の子どもたちとの関わりや、地元教育への協力は、「未来の仲間たち」を育てるような気持ちで大切にしていきたいと感じています。 

この「たのつく」で出会った子どもたちの中から、いつか「ものづくり」の道に興味を持ってくれる子が現れたら、そんな嬉しい未来はありません。

これからも、地域とともに歩む企業として、子どもたちの「楽しい」を応援しながら、私たち自身も学び続ける姿勢を忘れずにいたいと思います。

株式会社ノボル電機

代表取締役社長 猪奥 元基