【新商品のこと】シール製造と新商品企画
不器用なガジェット第二弾「業務用拡声器メーカーが地元大阪の工場と協力してつくった、スマートじゃないコンパクトオーディオ」のプロジェクトも、残り3週間弱となりました。
前回にひきつづき、シール製造機を切り口に新商品企画の迷走についてお送りします。
前回のコラムはこちら
□更なる活用の模索
前回のコラムでシール製造機を導入してコストダウンと納期短縮を実現した話題を書きました。自社でシールを作るのみではコストダウンにはなりますが、さらにこれを使って商品化ができないかを考えていました。
当社のロゴマークはBtoC事業のためにデザイナーさんにお願いして新たに作ったロゴです。展示会や催事の現場でスマホ用無電源スピーカー「拡音器」の好評価のお言葉の中に『ロゴがかっこいい』といっていただけることもあったので、このロゴをシールにしたら面白いのではないかと考えました。
もちろん、「町工場の単なる思い付き」では良い物はできないので、デザイナーさんに相談しながら微調整を行い、台紙の感じや大きさなど、しっかりとデザインとして成立するように試行錯誤を重ね、大小二種類、白色と銀色のステッカーを企画・製造しました。
≪製造したステッカー≫
催事販売場へ持って行きスピーカーを販売している横にステッカーを並べました。
しかし、結果は惨敗。
催事に複数回持って行きましたが、まったく売れませんでした。
≪催事に持って行った際のブース写真≫
この企画の背景には、当社商品が高額で催事に出展してもなかなか販売成果に結びつかないという課題がありました。
そこで、手に取りやすい商材・ノボル電機製作所を思い出してもらえるようなお求めやすいガジェットを企画したいという想いからの派生でもありました。
立ち上げたばかりのブランドで認知度も皆無なので当然と言えば当然の結果かもしれませんが、このようなトライが機動的に行えるのも自社生産だからできる強みと思っています。
商品企画の迷走はこちらにも書いています。
□最後に
まだ10枚程度手元に残っていますので、ご購入者様でシールご希望の方がいらっしゃいましたらDMやお問い合せメールでご一報ください。
手元にある限りですが製品同梱でお送りさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基