【モノづくりのこと】ステレオとモノラル

【モノづくりのこと】ステレオとモノラル

皆さん、こんばんは。ノボル電機の猪奥です。

久しぶりに当社のモノづくりについて書いていきます。

先日のコラムでNMP-102やNMP-103の音質や音響設計について、
書かせてもらいました。
過去のコラムはこちら
NMP-103について https://noborudenki.com/blogs/contents/20240409
NMP-102について https://noborudenki.com/blogs/contents/20240220

音質や音響設計など、いろいろと書いていますが
その大前提として、当社のスピーカーはモノラルです。

音響に詳しい方には釈迦に説法となりますが
本日は「モノラルとステレオの違い」を切り口に
ノボル電機製作所の製品はなぜモノラルなのかについて書いていきます。
今週は、当社がモノラルを選んだ前提として、モノラルとステレオの違いから書き始めます。

 

□スピーカーの再生環境


音響を楽しもうとする場合、どのような順番で機器を選定されますか?

お気に入りのブランドや
気になるスピーカーを起点に検討される場合も多いかと思いますが
「どのような音響体験をしたいのか?」から考え
再生環境から出発される方もいます。

再生環境を選ぶ際に、大きな分岐となるのが、
「モノラルサウンド」か「ステレオサウンド」の二択です。

 

□モノラルサウンドとその利点


モノラルサウンドとは1つのスピーカーで音声を再生する方式です。
音楽を聴く際は、すべての楽器やボーカルの声など
楽曲のすべての要素がひとまとめになって同じスピーカーから再生されます。
個々の臨場感やきめ細やかさが失われる反面、
アンプ1つにスピーカー1台と設置がシンプルで
音声再生や楽器の明瞭さにフォーカスしたい場合に適しているといわれているようです。

 

□ステレオサウンドとその利点


ステレオサウンドとは左右二つのスピーカーで再生する方式で
楽曲の要素が左右それぞれのスピーカーに割り振られるため
リアルで臨場感のあるサウンド体験を生み出します。
面で音楽を聴くため、
左右のスピーカー配置が重要になりますが
広がりがあるダイナミックな音響体験を得られます。

 

□ノボル電機製作所はなぜモノラル?

ここまで読んでいただけたら、
オーディオ用だったらステレオが良いんじゃないの?」と疑問を
持たれた方も多いと思います。

来週は、なぜノボル電機がモノラルを選んだのか?
にフォーカスして書いていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社ノボル電機
製作所事業担当 猪奥元基