【活動報告】楠葉中学校「総合的な学習の時間」に参加しました

【活動報告】楠葉中学校「総合的な学習の時間」に参加しました

皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。

先日、枚方市立楠葉中学校の「総合的な学習の時間」において、地元企業9社の一員として【探究課題の提示】を行いました。

160名を対象にした授業で、当社は2番手として登壇し、10分間のプレゼンと質疑応答を担当しました。

 

枚方と拡声器の関係を紹介

最初に自己紹介と会社紹介を行いました。当社ノボル電機は拡声器メーカーとして、メガホンや防災行政無線用スピーカーなどを製造しています。

本コラムでも何度かPRしていますが、国内拡声器メーカーはわずか3社。そのうち2社が枚方市に本社を構えており、国産メガホンの大半が枚方でつくられているのです。この話題では、生徒の皆さんが少し驚いた様子で反応してくれ、同席された市職員の方からも「誇らしい気持ちになりました」とコメントをいただきました。地元の技術や産業の一端を知っていただくよいきっかけになったのではと思います。

 

提示した探究課題

今回提示したテーマは「工場見学とワークショップを考えよう」です。

当社では近年、枚方市の産業活性化や自社の知名度向上を目的に、工場見学やワークショップに力を入れています。ものづくりの面白さを体感できるようなプログラムをどう企画するかは、常に課題のひとつ。

プレゼンでは「町工場がテーマパークに、町工場の技術がエンターテイメントに変わる」と伝え、自由な発想で取り組んでほしいと呼びかけました。生徒の皆さんには、ただ作業工程を“見学するだけ”ではなく、参加する人がワクワクするような企画を考えてもらえればと思っています。

 これまで春には枚方高校で、夏には五常小学校でそれぞれ講話の機会をいただいてきました。

 枚方高校での講話はこちら

五常小学校での講話はこちら

中学生を対象にお話しするのは今回が初めてです。高校生のように将来の進路を強く意識する段階でもなく、小学生のように身近な体験に純粋に驚く段階でもない。その中間にある難しさを感じつつ、言葉遣いや課題のレベル設定に悩みました。

 それでも、生徒の皆さんは真剣に耳を傾け、メモをとってくれていました。プレゼン中も小さな反応があり、終始前向きな雰囲気のなかで進められたことが印象的です。

年末の成果発表に期待

今回の講話は「総合的な学習の時間」のキックオフにあたります。今後、生徒たちはグループごとに探究活動を進め、年末には成果発表会が予定されています。ノボル電機に対してどんな工場見学プランやワークショップの提案が出てくるのか、今から楽しみでなりません。

 地域の子どもたちとこうした場で関われることは、企業にとっても大きな学びです。生徒の柔軟な発想や視点が、町工場に新たなアイデアをもたらしてくれることを期待しつつ、次の機会にも積極的に参加していきたいと考えています。

 株式会社ノボル電機

代表取締役社長

猪奥 元基