【活動報告】ブランディングセミナーに登壇して
皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。
少し前の話題になりますが、9月30日(月)、東大阪商工会議所にて開催されたセミナー『船舶ブルーが大成功!拡声器メーカーのエモい商品マーケティングとは?』に登壇させていただきましたので、ブログで振り返りをさせていただきます。
セミナー内容については先立ってのブログもあわせてご覧ください。
□今回のセミナーは3部構成
第1部は私からの事例紹介、第2部はデザインアドバイザー・小山啓一さんとのトークセッション、そして第3部は小山さんによる「ブランディングとは何か」をテーマとした講義でした。2時間にわたるプログラムでしたが、第二部が掛け合い形式のおかげで気負うことなく臨むことができました。
とはいえ、初めて訪れた東大阪商工会議所で緊張していたのか、当日の写真を撮る余裕がなく、写真少な目のブログとなります。
私が担当した第1部では、業務用一筋だった当社がBtoC事業に挑戦するに至った経緯や、「船舶ブルー」が生まれるまでの葛藤と試行錯誤をお話しました。ブランディングの正攻法やセオリーを示すのではなく、「事業者として等身大でどう歩んできたか」を率直に語る場となりました。
続く第2部は、小山さんと私の掛け合いが中心。おかげで肩肘張らずに進められ、まるで日常の対話をそのまま皆さんに共有しているような感覚でした。普段の実務を通じた気づきや、デザインを取り入れてきた過程の裏話なども自然と盛り込めたのではないかと思います。
第3部で小山さんが展開された「ブランディングとは何か」という講義は、まさに専門家ならではの整理された内容で、改めて自分との差を痛感するものでした。まさに「餅は餅屋」。講師を本業とされる方の力量を肌で感じました。
一方で、私はプロの講師ではなく地場の事業者。だからこそ、地に足のついた経験や試行錯誤のリアルを共有できるのが自分の役割だと感じています。今回の機会もその意味では、自分なりの等身大の姿を伝えられたのではないかと思います。
□最後に
当日の参加者は想定より少なく、正直なところ講師としての私の力不足を感じる部分もありました。ただ、その中には、事業を営む高校時代の同級生や東大阪在住の先輩、そして同時期にブランディングを学んだ仲間もいて、心強さと気恥ずかしさが入り混じる登壇となりました。少人数だからこそ、より深く双方向でのやり取りができたのも事実です。
セミナー後には、地域や企業活動全般についての意見交換できる場もあり、特に「校内放送」の活用についての具体的なご相談をいただけたのは、登壇者として一番嬉しい出来事でした。
今回のセミナー登壇を通じて、ブランディングや広報戦術、事業承継といったテーマについて、自分の経験をもとにお話しできることの意義を改めて実感しました。もし今後もこうした機会をいただけるなら、無理に背伸びすることなく、事業者として積み重ねてきた現場の声を共有していきたいと思います。
株式会社ノボル電機
代表取締役社長
猪奥 元基