【活動報告】大阪商品計画11期中間発表に参加して

【活動報告】大阪商品計画11期中間発表に参加して

皆さまこんにちは。ノボル電機の猪奥です。

先日、大阪産業局が実施しているBtoC新商品開発の伴走型支援事業「大阪商品計画」の第11期生が半年の成果を発表する中間発表会にOBとして参加させていただきました。

同じ場所で「BtoCブランド・ノボル電機製作所の立ち上げ」を発表してから、もう5年。

月日の早さを感じるとともに、あの時の緊張感や期待が蘇るようでした。

過去のコラムで大阪商品計画のことや立ち上げ時の想いを書いています。

「【私たちのこと】DtoCブランドを立ち上げた理由」はこちら

「【誕生秘話】その2 ブランド開発編」はこちら

現在では販売店訪問記でお取引先様のご紹介も行っていますが、立ち上げ当時のタイトルが「DtoCブランド」と謳っているあたり、若気の至りというか、「自分たちの商品を自分たちで売るんだ」って前のめり感が既にありますねw

□発表を聞いて

発表後のディスカッションで、同期で一緒にOBとして参加していた高麗食品の黄工場長がおっしゃっていた

「商品を作るのに社内の承認を得るのは本当に大変。尖った商品を作る不安もよく分かる。」

という言葉が、胸に深く刺さりました。

 当時、私自身も新ブランドを立ち上げる不安とプレッシャーの中で、がむしゃらに走っていたことを思い出しました。勢いだけで乗り越えた部分も多かったし、BtoC業界のことが何もわからない状態だったため、怖いもの知らずな面もありましたが、それこそが今のブランドの原点だったのだと改めて実感しています。


 

□そして打ち上げへ

 今では、「業務用機器のかわいさ」「不器用なガジェットの愛おしさ」を、楽しみながら伝えていくことを意識しています。

しかし今回の発表会を通して、5年前、まだ希望しかなかったあの瞬間の「熱」をもう一度思い出しました。もし当時に戻れたら、またBtoCに挑戦していたのかな?と感慨深くなりました。

とはいえ、原点に立ち返れたことで11期の皆さんの熱量に負けないように、これからも試行錯誤を続けながら“ノスタルジックなオーディオ機器”としての魅力を磨き、より多くの方に認知していただけ、独特の音響体験をお届けできるように精進してまいります。

 もちろん中間発表の後はアドバイザー・事務局を含めた懇親会があるのも商品計画の特長です。達成感と、ここまでの苦労を分かち合うような空気の中で、皆さんの笑顔が本当に印象的でした。あの盛り上がりもまた、ものづくりに情熱を注ぐ人たちが集うこの企画の魅力だと思います。

大阪商品計画の新しい挑戦が、次の世代のものづくりの力になっていくことを願っています。

本日は活動報告を兼ね、郷愁に浸りながらの決意表明でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社ノボル電機

猪奥 元基